飛騨野数右衛門さん
良い写真にはその撮り手の人格が写り込むんだ、そう感じました。
今週の新日曜美術館での特集で初めて知った写真家です。北海道に暮らした生涯アマチュアの写真家だったそうです。戦前からの写真が多く紹介されていましたが、どれも被写体の心が画像になっているような素晴らしいものばかりでした。
その中でも、特に印象的だったのが、出征して遺骨になって戻って来られた方の列を撮している写真でした。窓越しに撮られていて、画面の中に大きくその窓枠が写っています。控えめなのです。ご自分の心と写真を撮る実際の行動とが、スムースにシンクロする方だったのだろうと思います。私は心根がいやらしいので、このようには撮れないだろうなと思いました。テクニックとか以前の話だと思います。
今後近い将来、この飛騨野数右衛門さんの仕事(趣味だったのかな?)は大きく評価されていくのでしょう。もっと多くの作品を見てみたいと思いました。
オマケ
今日の「アートシーン」には知り合いの学芸員さんが出ていました。とても説明の上手な方なので、そのうちテレビの仕事でもなさったりしないのかな?と思っております。