森麻季さん&仲道郁代さん@所沢MUSE

数年前にコンサートでその歌声を聴いて、すっかりファンになってしまった森麻季さんのコンサートに出かけてきました。
今回はピアノの演奏が仲道郁代さんで、初めて聴きました。

感想を一言で言うと、
「耳と眼の保養になりました」
です。

お二人とも観姿も音楽も美しく、至福の時間でありました。

演目は以下の通りです。
◆第1部
グノー:歌劇 「ファウスト」より “宝石の歌”
ショパン:ワルツ 第1番 「華麗なる大円舞曲」♪
ショパン:ワルツ 第6番 「小犬のワルツ」♪
ショパン:ワルツ 第7番 嬰ハ短調
ヘンデル:歌劇「リナルド」より “涙の流れるままに”
ヘンデル:歌劇「ジューリオ・チェーザレ」より “つらい運命に涙はあふれ”
ショパン:幻想即興曲
J.シュトラウス?:喜歌劇「こうもり」より“侯爵様、あなたのようなお方は”

◆第2部
山田耕筰:からたちの花
越谷達之助:初恋
山田耕筰.:赤とんぼ
ショパンノクターン 第20番「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」♪
久石譲:スタンド・アローン
菅野よう子岩井俊二:花は咲く
ショパンポロネーズ 第6番「英雄ポロネーズ
グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」より“私は夢に生きたい

いずれも、耳になじみのある曲ばかりでして、楽しめました。

コンサートホールで生演奏を聴く価値が一番高いものは声楽かなと思っています。
特にソプラノは、自宅では決して聴くことの出来ない音を聴くことできて、音楽を聴いて知覚する部分のメンテが出来る気がします。
今回の演目では、J.シュトラウスの「こうもり」の笑い声の部分と、赤とんぼのさいごにアカペラで歌った所では不覚にも目が潤んでしまいました。

仲道郁代さんのピアノは、その観姿とお話の仕方とは随分と印象の異なる、音のひとつひとつが太くてはっきりとした演奏でした。
特に「英雄ポロネーズ」では心拍数が上がった気がします。

お陰様で、贅沢な休日の午後を過ごすことが出来ました。