美術館・博物館
静華堂文庫美術館で開催中の香合と香炉の展覧会に出かけてきました。拝見に先立ち、Takさんがナビゲーターを務められた陶芸研究家の森由美さんと学芸員の長谷川祥子さんのトークショーも拝聴する事が出来ました。 このトークショーの中では、茶道を中心とす…
トヨタのものづくり歴史を中心にした展示品を通して、機械のことが存分に楽しめる博物館です。トヨタグループの始まりは織機を作りはじめた所からで、見学コースは織機の展示から始まります。 その織機が対象とするワークである糸を紡ぐ工程から様々なデモを…
私たちを楽しませてくれる数多の日本の文化財の礎となっている和紙に関する展覧会です。 和紙の種類と作り方、そしてサブタイトルにありますように文化財を支えるためにどのように使われているのかを実物を通して分かりやすく解説されていました。私のような…
藤田美術館は限られた開館時期に運良く大阪に行けたときには立ち寄るお気に入りの美術館です。 規模は小さいのですが、展示されているお宝は強烈です。今回も曜変天目茶碗をはじめとして国宝と十分が目白押しです。 曜変天目茶碗は直上から照明を当てられ、…
お題の通り、弥生時代を知る展覧会です。 企画が面白く、2人の先生の「弥生論」を巡る議論を展示資料を通して展開している展覧会です。私が中学生の頃(多分高校では日本史を選択していない)までに習った時代区分とはずいぶんとずれてきているというか、その…
中世としてまとめられている平安時代末期から始まる時代に、様々なものを作る生産技術の革新とその影響によって、当時の人々の暮らしが変化して行った様を見せてくれる展覧会です。 一言で言うと、想像以上に豊かな物質社会であったことを知りました。展覧会…
ちょっとしたご縁があり、明日から国立新美術館で開催されるアンドレアス・グルスキー展の内覧会にお邪魔してきました。写真雑誌で作品を一目見たときから、不思議と強力な引力を感じる彼の作品に興味を持っていたので、実物(写真ベースの作品の場合、何をも…
世の中のありがたい流行らしき、ブロガー向け内覧会に参加してきました。 こんなブログで参加資格があるのかどうかかなり怪しいところではありますが・・・・三菱一号館美術館では初の日本画の企画展だそうです。 こちらで開催する意味を大事にして展示構成…
ウィンダムさん主催の「青い日記帳×奇跡のクラーク・コレクション展”ブロガー・特別内覧会”」に当たったので、ありがたく出かけて来ました。 が、集合時刻を完全に勘違いしていた私は、既に学芸員さんと@taktwiさんの解説トークショーが終わった頃に到着し、…
パナソニック汐留ミュージアムで開催された、エプソンさんの主催で、「写真を引き立てる最新LED照明を探る」なるセミナーに参加にしてきました。 前半は灯工舎の藤原さんが講師をされて、光のイロハから写真を展示し照明するための気を使うべき所などの要点…
会期ぎりぎりってほどぎりぎりではありませんが、拝見してきました。 写真が全然なくてつまらないとは思いますが・・・・ひたすらに主観ばかりです。展覧会のタイトルに、郄山辰雄と奥田元宋の名前がバシッと出ているので、2巨匠の作品で埋め尽くされている…
東京国立近代美術館 60周年記念特別展として、2012年10月16日から2013年1月14日まで開催されている「美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年」の夜間特別観覧会に参加して来ました。 抽選だった様でしたが、めでたく当選し、堪能してきま…
出張先で少しだけ時間が空いたので精神の保養しに出かけて来ました。 相変わらず、素晴らしく趣味の良い逸品が連発の空間で初期の目的は十二分に達成されました。今回の展覧会での主役、曜変天目茶碗は多分初めての対面です。 とても深くて鮮やかな出来映え…
アヤラ財閥が作った総合美術館です。 フィリピン人が自分たちの文化と歴史をしっかりと認識して誇りをもち、いい国にして行こう、みたいな趣旨だと思います。 企業が作った美術館とは思えない、高い心意気で作ったものだそうです。 フロアは4つあり、それぞ…
昨年の夏に、大汗をかいて訪問して、しまっていた美術館にリベンジです。 1年経って少し大人になった私は、今回はタクシーでやって来ました。 「茶の湯名碗展」なる展覧会が開催されていました。 唐物、高麗物、和物と種類にムラが無く、茶の湯に用いられる…
良くある話で、東京で行こうと思っていて、気がついたら終わってしまっていた展覧会を京都で拝見することが出来ました。 ずいぶん前に金比羅宮でいくつか作品を見て好きになった画家です。解説を読みながら歩くと、時代が時代だったこともあり、ずいぶんと難…
会期ギリギリ、何とか間に合いました。 五十音順に"あ〜わ"までの日本美術用語に対応させた逸品がが展示されている展覧会でした。 三井記念美術館さんで開催されるこうした企画性の強い展覧会を拝見すると、富の集中は社会にとって善なのかなとと思ってしま…
日本美術がおかずですが、弾けた、展覧会です。 まず、チラシからして弾けています。 このように私が確認した限りで4種類もあります。 それぞれのデザインも楽しげです。 実際の展示会場に入りますと、そのチラシに煽られた期待感を裏切らない、展示の仕掛と…
昨日訪れた美術館の2館目です。幸運な事に、訪れたこの日は入館無料でした。 ありがとう、TARGET(買い物をした事は無いけど、ごめんなさい)。 毎月第1日曜日は無料だそうです。こちらの常設展は、インド、パキスタン〜日本を含むアジアの考古資料から芸術作…
仕事のような遊びの様な微妙な出張のついでにサンフランシスコに来ました。 サンフランシスコは、私にとって初めての海外旅行先でして、前回訪れたの23年も前になります。 つまり、それだけ歳を喰った訳ですね。 妙に感慨深くなる旅です。当初の予定では、ハ…
フランクフルトに引き続き訪れたケルンでの記録です。○ケルン・ローマ・ゲルマン博物館 ローマ人がケルンを支配していた頃の遺物が展示されている博物館です。 館内を歩いていると、ここはローマか?と思ってしまうほど、ローマ時代っぽいものが大量に展示し…
フランクフルトで巡ってきた美術館・博物館の記録です。○シュテーデル美術館 友人らの情報では、工事中ではないかとの事でしたが、確かに工事中でした。 こんな素敵なポスター(にしては巨大)のかかる橋を渡って、矢印にしたがって歩くと、まるで建築現場事務…
ケルンの大聖堂に負けると劣らない、初体験感一杯の美術館でした。2007年にオープンした新しい美術館との事です。 美術館の外装から、作り込みの凄さをひしひしと感じる美術館です。本当に必要最低限の要素だけで構成した様な空間で、ある意味異様です。 心…
ケチな私に取っては珍しくリピートで訪れた展覧会です。 もっとも、初回は知人のお伴で内覧会を見せていただいたのですが、その罪滅ぼしの意味もあり、再訪です。 今日は山下裕二先生の講演があり、運良く倍率が2倍の抽選に当たり拝聴することが出来ました。…
建築家が為すべき仕事の総量に目がくらむような隅の隅まで、設計者の意志が降り注がれているような空間でした。 エントランスに続くスロープから一見して谷口氏の設計と判る端正な佇まいの建物です。 金沢生まれの哲学者・鈴木大拙の考えを伝え、観覧者自ら…
人がモノを見る営為の不可思議さ、分かっている様で全然分かっていないその仕掛そのものの存在を改めて体感させてもらえました。 一見すると、人が見えている様そのものを忠実に再現した様に思えますが、実際の眼の中で起きている光学的作用では決して知覚で…
いいものに満たされた展覧会です。 こうしたものに囲まれた暮らしはさぞかしと快適なのだろうな、と思いました。当然陶器の作品が多いのですが、濱田が使っていた身の回りの道具類にとても魅力を感じました。 洋服であったり家具であったり。 何れも、その組…
昨日の東京新聞夕刊でこの展覧会を知りました。 模写。 これまで気にしたことはありませんでした。観に行って良かったです。 恥ずかしながら、源氏物語もよく知らないし、書も読めないし、正直言ってそこに描かれているコンテンツを全然咀嚼できません。 た…
人の最大の興味対象は、やはり人なのでしょうか。THE BODY〜究極の身体、完全なる美 このサブタイトルが誠にしっくりと来る展覧会でした。壺、皿、ブロンズ像、大理石像、等いろいろなメディアを通して、人体の表現が溢れていました。その出来映えにはただた…
ちょっと不思議な縁で、根津美術館で開催中の展覧会〜名物刀剣の内覧会にお誘い戴き、拝見して来ました。 今回の展覧会に合わせて増設されたと言う、ファイバー照明の効果もあって、刀剣の美しさに満ちた会場です。 刃紋を始めとする刀剣の様子が本当に良く…