燃費向上の飛び道具

これまでに車は8台の車を乗り継いで来ましたが、そのうちの3台がハイブリッド車です。
ハイブリッド車は適当に運転してもそこそこの燃費となりますが、あるコツを会得すると急激に燃費が改善します。
そのコツとは「滑空」と呼ばれる運転モードでどれだけの距離を稼げるかにあります。
この「滑空」とはエンジンもモータもどちらの動力も使わないで、惰性で走る状態で、ニュートラルに入っているような状態です。普通の車でもやろうと思えば出来ると思いますが、その間もエンジンはアイドリングで回っているので、それほど燃料の節約にはならないかも知れません。

ハイブリッド車でアクセルを戻すと、通常のエンジンブレーキよりも更に弱い感じでモータが発電して運動エネルギーの回収をします。この状態から少しだけアクセルを踏むと「滑空」に入るポイントがあります。巷の燃費の達人達は、このアクセルワークを身につけ、カタログスペックを超える燃費を記録するようですが、結構面倒なものがあります。

この状態を簡単に作り出せるアクセルコントローラがありまして、買って付けてみました。

ミラリードのエコグライダーGT+という製品です。

アクセルハーネスへの割り込みをするための配線もキット化されているので、電気的な設置は簡単です。
収まりをきれいにするためにあちらこちらの内張を外して通線することが、設置作業の殆どの時間を占めます。

で、この装置のオートクルーズ機能を最大限に使って走ってみましたら、一発で私がこれまでに頑張って作った燃費記録をあっさりと更新してくれました。

32.7Km/Lです。

普段、燃費を気にせずに走らせると20〜23km/Lですので、5割くらいの燃費向上が出来ました。
このデータは結構条件(首都高が8割くらいのルート)での記録ですので、日頃この燃費なるとは思えませんが、これまでよりも1〜2割くらいは燃費の向上が期待できそうです。

車はのろくてものろいなりに遊べるところがありますね。